2009年8月7日金曜日

CK-FMS 運動機能スクリーニング クラス 2009年8月30日

日時:2009年8月30日(日) 11:45~15:30
場所:東京都新宿区北新宿2-1-8 新宿村スタジオ 2階 10スタジオ リンク
費用:●FMSスクリーニング → 個別処方トレーニング → ケトルベル → 再スクリーニング
2009年8月27日(木)までのお振込み 1人 13,000円
2009年8月28日(金)以降、現地で1人15,000円

このコースで処方を行った後、再スクリーニングで7つのスコア中いずれも変化・向上が認められなかった場合は7,000円キャッシュバック致します。
※但し左右不均衡の場合、右3点・左2点だったものが、右2点・左2点に減じたものは対象外となります。肩柔軟性の測定は点数ではなくセンチによる測定変化が基準となります。
※※処方トレーニングをクラス内で実施した場合のみ対象となります。
※※※途中退出やキャンセル発生時は対象となりません。
※※※※また、受講者の意思によって再スクリーニングがされなかった場合も対象外となります。

●FMSスクリーニングのみ対象者:前回CK-FMSクラスご参加頂いた方CK-FMS個人指導を以前に受講された方2009年8月27日(木)までのお振込み 1人 5,000円2009年8月28日(金)以降、現地で1人6,000円

2009年7月21日火曜日

プロ


上 ヨガ歴30年の先生
下 アフガニスタン出征経験あるデンマーク特殊部隊士官
これまでFMSのスクリーニングを行ってきましたが、日本人の生活習慣が表しているのか肩の柔軟性を測定したところ、肩については全体的に非常に柔らかいことがわかりました。素足、正座、あぐらで生活を送るなど、西洋にない習慣がかえってこのように良い結果を招いているといえます。
柔らかいだけでは駄目でスタビリティ、つまり受動的な筋肉をより活性化されることがテーマになってきます。CK-FMSではケトルベル使わずとも、スタビリティを活性化させる方法があります。
体を日常駆使するプロの数名をFMSスクリーニングにかけたところ、面白いことに7つのスクリーニングテスト中、3つで全員が満点スコアをはじき出しました。うち2つは人間の基本動作に欠かせない要素。残りの1つについては「さすがプロ」といえるような結果でした。
彼らはCK-FMSの処方を受けたわけではありません。日頃の体力作りの結果もあるかと思うのですが、2つの重要要素が日頃の生活習慣や遺伝などで優れているからプロとして続いているのだろう。
このように考えました。

2009年7月14日火曜日

FMS


右端 FMS発案者のグレイ・クック







FMS(Functional Movement Screen)は1996年頃、グレイ・クックというトレーナーによって考案されたトレーニング方法です。厳密にいうと運動機能診断のようなスクリーニングを行い、そのスコアに基づいて運動機能向上を図っていきます。スクリーニングは大きくわけて7つ、そこから更に細かなレベルでテストを行います。
ディープ・スクワット 体全体の機能を測定する
ハードル・ステップ 足の駆動と加速の原点になる動作パターンを測定する
インライン・ランジ 減速や方向転換機能を測定する
ショルダー・モビリティ 肩の柔軟性、胸椎と肩甲骨の機能を測定する 左右差もあぶり出す
アクティブ・レッグ・レイズ 腰や臀部の出力機能を測定する 左右差もあぶり出す
トランク・スタビリティ・プッシュアップ 体幹部の機能を測定する 上半身・下半身連動の不具合をあぶり出す
ロータリー・スタビリティ 手足から胴体を通って反対側手足へ連動する神経機能を測定する
各スクリーニングは3点満点で、合計が21点満点となります。スクリーニング、測定とはいいながらも特に電子機器を使うものではありません。
点数基準:
3点 - 動作が完璧
2点 - 動作に制約がかかり、若干のバランス不均衡が見られる
1点 - 動作そのもので失敗する
0点 - 動作中に痛みを伴う
例えばショルダー・モビリティの点数が右2点・左1点(左右不均衡)になっているものを割り出し、そこからストレッチやパターンドリル含め、様々な処方を加えていきます。早いものではものの10分程度の処方で再スクリーニングすると点数が上がることがあります。
点数上がる=運動機能の向上です。

2009年7月8日水曜日

ディープスクワット


CK-FMSでは左右不均衡の原因を割り出し、また左右同等であってもより運動機能向上をはかります。写真はディープスクワットの得点が2点(3点満点中)の時に更に改善していくドリルです。
両手を上に挙げた上でスクワットできる能力はその人の運動機能の集大成といえます。
両手挙げたまま深くスクワットできますか?
もし激しい動作伴う競技に関わっておられるのならば、これは試した方が良いでしょう。

2009年7月4日土曜日

加速、減速、方向転換


FMSの7つあるテストの1つ、インラインランジは運動中の減速、方向転換能力をあぶり出します。
減速、方向転換など、体にブレーキをかける能力が何故重要なのでしょう?

それは減速・方向転換能力がなければ加速もできないからです。人間、減速できないようなスピードを出すことはありません。
足の感知能力から、足の出力まで、加速は減速能力を感知しています。

このような事がいえます。
  • 人間本来の走力は素足で走るのが最大能力。それを靴でブレーキかける能力を向上させ、または減速限界を麻痺させることで走力が増している。
  • 加速能力向上するには減速能力を向上させる。
  • 自動車メーカーは時速300キロ出る車を作ることができたとしても、その速度に対応できるブレーキがなければ一方的な車になってしまう。
  • 人間は筋肉の最大出力の50%も出せないといわれる。100%出せば骨が耐えられず折れてしまう。人間、骨折を免れるために筋肉出力を制限する。

加速能力 ≧ 減速能力
これが人間の速度限界

加速能力 > 減速能力
これが怪我につながります。

インラインランジは減速能力に異常がないか特定します。これで3点を得点できれば問題ありません。1点か0点、左右で得点が異なる場合が要注意です。