2009年6月7日日曜日

FMS スクリーニング




FMS(Functional Movement Screen)は1996年頃、グレイ・クックというトレーナーによって考案されたトレーニング方法です。厳密にいうと運動機能診断のようなスクリーニングを行い、そのスコアに基づいて運動機能向上を図っていきます。


スクリーニングは大きくわけて7つ、そこから更に細かなレベルでテストを行います。


  1. ディープ・スクワット 体全体の機能を測定する

  2. ハードル・ステップ 足の駆動と加速の原点になる動作パターンを測定する

  3. インライン・ランジ 減速や方向転換機能を測定する

  4. ショルダー・モビリティ 肩の柔軟性、胸椎と肩甲骨の機能を測定する 左右差もあぶり出す

  5. アクティブ・レッグ・レイズ 腰や臀部の出力機能を測定する 左右差もあぶり出す

  6. トランク・スタビリティ・プッシュアップ 体幹部の機能を測定する 上半身・下半身連動の不具合をあぶり出す

  7. ロータリー・スタビリティ 手足から胴体を通って反対側手足へ連動する神経機能を測定する

各スクリーニングは3点満点で、合計が21点満点となります。スクリーニング、測定とはいいながらも特に電子機器を使うものではありません。



点数基準:

3点 - 動作が完璧

2点 - 動作に制約がかかり、若干のバランス不均衡が見られる

1点 - 動作そのもので失敗する

0点 - 動作中に痛みを伴う

例えばショルダー・モビリティの点数が右2点・左1点(左右不均衡)になっているものを割り出し、そこからストレッチやパターンドリル含め、様々な処方を加えていきます。早いものではものの10分程度の処方で再スクリーニングすると点数が上がることがあります。

点数上がる=運動機能の向上です。

0 件のコメント:

コメントを投稿